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激化する抗争、ヤクザ組織の対立を描く『日本統一3』を鑑賞しました《評価・感想・レビュー》

現実でも……

 今や日本中で動向が注目されておりますが、現実世界でもヤクザの抗争が激化しており、警察も対応に苦慮しているような報道がありました。なかなか、大きな組織が枝分かれすると、沈静化を図るのも大変なようですね。実際に亡くなってしまった方もいるようですし、これ以上、対立が激化して一般人の方に被害が出ないように願うばかりです。

 さて、今回の『日本統一3』でもヤクザ組織の対立や、抗争が激化し、大変な事態となっております。命のやり取りが繰り返され、拳銃が出てきてもあまり驚かなくなりましたが、現実世界でもチャカを振り回している人がいるのでしょうか……分かりませんが、もしもそうであれば恐ろしい話です。帯刀しているようなもんですからね……。

 あらすじ以降はネタバレを含みますのでご注意ください。

あらすじ

 侠和会と信闘会の対立は更に激化し、命の取り合いゲームが始まった。拳銃を持った構成員がクラブや街中など、あらゆる所で「タマ取ったでぇ!」と命のやり取りに興じている。この深刻な戦争を、福岡から至誠会会長の川端(梅宮辰夫)が観察していた。「これはワシがどげんかせんといかん!」と思ったのか、両組織の中立となることを決意する。ついに彼が口を開いたのだ! ということで、侠和会及び信闘会に手打ちを提案するため、部下と共にそれぞれの組織の元へ出向く。

 一方その頃、超武闘派のどチンピラ(まだ組に属していない)田村は、三上組長から盃を受けるため、漢の意地を掛けて信闘会の上田理事長を狙っていた。しかし、上田はなかなか姿を表さなかったため、側近をあの世へ送って侠和会の重鎮たちに一目置かれるのであった。だが、側近を仕留めるだけでは納得が出来ないと田村はそのまま上田にも照準を合わすのであった……。

 手打ちを提案する川端に、漢の中の漢である川谷は到底納得が出来ず「うちは頭(かしら)がやられとるんやでぇ!」とこちらも大怒り、その怒りのまま組を割るなどと言い始めたため、田村が「俺がやりますよ」と、まだ組織に属していないのに妙に頼もしい。果たして一体どうなるのやら……。

 なお、取って付けたように哀川翔さんは銃刀法違反で逮捕される。

三上組長は常識人、こんな上司が欲しい!

『日本統一3』では、壮絶な戦争が描かれており、人が死にまくります。あまりに死に過ぎて、途中で誰が死んだのか分からないシーンもありますが、ヤクザ組織は人が多いので仕方がないところです。前回、主役級の扱いだった三上組長は、本話では活躍の場が少ないですが、それでも一級の常識人として主人公・氷室やどチンピラの田村を諌めます。とっても頼もしく、肝も据わっておりますので、こんな方が上司だと良いなぁと思いました。このまま出世していくのではないでしょうか? ヤクザ世界の出世がどういう仕組みになっているかは良く分かりませんが……。

巨頭・川端(梅宮辰夫)が動きだす!

『日本統一2』まではプレートのように姿だけを見せて、全く身じろぎも言葉も発さなかった梅宮辰夫がついに動き出します! しかし、どうしても梅宮辰夫を見るとロバート秋山を思い出すな……表情が乏しいから、どうしてもTシャツっぽく見えてしまいますが、その影響力は抜群で、侠和会&信闘会に手打ちをするように迫ります。しかし、組織の体裁を保つためか、いずれも簡単に「OK!」とは言わない。そんな状況下ではあったが、更に対立が激化していくと信闘会会長が手打ちを受け入れることに納得し、話が動き始める。梅宮辰夫はしてやったりという顔をしていました。

手打ち式で手を打たない!?

 私の知識がなかったのですが、暴力団組織では、組織間対立を解決するために<手打ち式>というものがあるそうで、これにて一件落着! 和解! 殺し合いはやらない! と、なるそうです。まあ、古い慣習のようですので、最近はあまりないらしい。知らんけども。詳しくは下記のページをご参照。

暴力団ミニ講座その10

 ただ、この手打ち式の準備が着々と進む中で、とんでもない事態が起こります! そう、手打ち式の直前に侠和会&信闘会の抗争が再度勃発する! と、言っても信闘会側が一方的に手を出したのですが、これをやられると梅宮辰夫も立場がありません。福岡からやって来て、手打ちの仲立ちをする前にこんなことをされて、非常に可哀想です。よくよく考えると、最初から最後まで侠和会&信闘会は対立しっぱなしだったので、梅宮辰夫は骨折り損でした。旅費が勿体無かった……。

 手打ち式は厳かな内容なので、本来はこんなことは起こらないと思います。和解をするための儀式ですから、その場で殺し合いなんてとてもとても……。結婚式直前に新郎と新婦が大喧嘩を始めるようなものです。え、それは普通にありそう……。

 このとんでもない事態のため、双方に再度死者が続出し、主人公の氷室も人を殺めてしまいます。奥さん妊娠してるのに刑務所って……やってしまったことは仕方がありませんが悲惨な結末です。出産するまでに出所は難しいでしょう……。えーと、シャバに主人公不在になってしまいますが、今後はどうなるんでしょう? ある意味では斬新な展開ですが、氷室は一応、龍征会会長ですから、こういう場合は若い衆に身代わりで出頭してもらうのが普通ではないのでしょうか? そういうものでもないのか?

こっそり逮捕される秋元(哀川翔)

 相変わらず横浜で暴れまくってた哀川翔さんですが、銃刀法違反で警察に逮捕されてしまいます。全く、侠和会や信闘会の話には絡んでなかったはずですが、今後の伏線になってくるのでしょうか? 私、気になります! ということで『日本統一4』も近々、観てみようと思います。楽しみです。【管理番号:に001-001-003】

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