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「橋下×羽鳥の番組」に舛添元都知事が登場! 独特のエリート感が興味深い!

舛添氏の登場

 そもそも、あまりテレビ番組ウォッチャーではないので、こういった番組も久々に観ました。いや、この番組は好きなんですよね。面白いとこ突っ込んで討論をしているので、賛否両論があるのも知ってますが。テレビ偶然点けてやってたら観ちゃいます。

www.tv-asahi.co.jp

 今回、「橋下×羽鳥の番組」2017年9月18日(月)放送では舛添元都知事が登場しておりました。メディアに出るのは久々? とのことで、少し前にインターネットの何処かで、最近はカップラーメンばかり食べていて、月収11万円でお金がないという記事を目にしましたが、血色は良かったように感じました。

公私混同疑惑どうだったの?

 お話の主題は政治資金の公私混同疑惑についてで、何故あそこまで叩かれて、都知事を辞任しなければならないような事態になったのか? についてでした。それで、公用車の使用方法や、湯河原通いについて、飛行機はファーストクラスでないとダメなのか? など縦横無尽な内容(だが狭い)。これらについて、舛添氏はなかなか面白い見解を表明しておりました。

 舛添氏の主張要点について端的に言うと「自分が行って来たことは公私混同ではない。法的には何ら問題がない」という、昨年の主張から何ら変わりのないものでした。言い方は記者会見とかと比べると幾分、マイルドになったかも? 私はそれについて、反省が足りないとか言うつもりはなく、従来通りの主張があって、それを貫いているのは逆に立派だなぁと感心しました。

 この中の話題で特に印象的だったのは<飛行機ファーストクラス問題>です。本当にそれって必要なの? 橋下氏は「僕はビジネスクラスで良いと思う」といったような話をしており、舛添氏とは真っ向から対立してました(別に剣呑な雰囲気ではないけど)。それで、舛添氏は「長時間のフライトをすると公務に支障が出る、飛行機から降りたらすぐに仕事がある!」というニュアンスの面白いことを仰ってましたが、世のビジネスマンは皆、飛行機から降りたら仕事があると思います。まぁ、要人と会合をしたりするのであれば、疲れた顔を見せるのは相手に失礼で、少しでも万全の体制で臨みたい、特に海外出張のような長時間フライトだとそれが顕著になるから……というのも、理由付けとしては分かるかな、という気はしますが、恐らくそういった説明をしても事実としてビジネスクラスなどを利用して節約をしている公人がいるのであれば、舛添氏は何故節約しないのか? 都民の税金では? と、ぶっ叩かれても仕方がないと思います。その辺りの金銭的な感覚の違いは、一般市民とは一線を画すので、これから目線合わせをするのも極めて難しいよなぁと観てて感じました。実際、一般市民代表として(実際は違うけど)平成ノブシコブシの吉村氏が、舛添氏の感覚と市民感覚が違うようなことを仰ってましたが、それを舛添氏に分かるように説明するには余裕で数日掛かるでしょう。特売スーパーのチラシで、もやしが幾らかを確認しなければならない。

 確か、過去の報道で、舛添氏が「トップが二流のビジネスホテルに泊まりますか?」というような発言をされてましたが、そのまんまで、今もお考えは変わりないようでした。ただ、直接的な言い方は避けるようになっていて、それはこれ以上の批判を避けるためだと思いましたが、案の定、Twitterではボコボコにされており、私は不憫だなぁと感じました。

舛添氏がやってきた功績はテレビで報道されない!

 では、舛添氏はどんな功績を打ち立てたのか? ほとんど何もやってなくて、公私混同疑惑で叩かれるような無駄遣いばかりやって来たのか!? というと、メディアの報道だけ観ているとそのように感じる人が大多数ですが、国際政治学研究者の三浦瑠麗氏との一部やり取りの中で<待機児童問題>の話題が出て「待機児童問題とか、何かしましたか?」という議題に対し、舛添氏が「やってますよ! 東京都庁に保育所がある、誰が作ったか、私が作ったんですよ!」と、確か倒置法気味に仰ってたのが印象的でした。ここでメディアの報道を見てみると、一部ではこの件はちゃんと報道されているのですが、セットで朝鮮人学校強行といったような話もあり、大枠では反発も招いていたようです。Googleで「舛添 待機児童問題」で検索するといくつか記事が出て来ます。

 しかし、影響力の強いテレビ報道では、あまり<誰が何をした>とか<問題をどう解決した>というのは相変わらず出ないですね。ネガティヴな話題の方が(それこそ政治資金問題とか)、視聴率がゲット出来るせいもあってか、日向の部分・日陰の部分がバランス良く報道されることは、これからもないんだろうなぁと感じました。この部分部分が、キチンとバランス良く出て来ていたなら、もしかしたら舛添氏の現状の評価は変わって来たのかも知れませんね。私は都民ではないので、選択するのは都民である点は間違いようもないですが。解釈は人に委ねられるものですので、何を見て判断するかという話にもなって来ますね。

 この辺りも含め、舛添氏は自らが如何に都庁改革に勤しんでいたかを熱弁しており、熱意のある御方だと感心しました。

独特のエリート感覚

 さて、表題にもなっている<エリート感>ですが、これ、かなり興味深かったです。そもそも「エリートとはなんぞや?」という問題に立ち返らなければならないのですが、私の認識でのエリートは<高学歴で就職後もキャリアとして出世街道まっしぐらな人>でした。辞書では「社会や集団で、指導的、支配的役割を受け持つ層。 選良。」でした。そして舛添氏が誰かから「舛添さんの考えるエリートとは何ですか?」という質問を受けた際に「民衆が見えない一歩先を見る能力の持ち主」という発言がありました。

 なかなか、これは面白いです。確かに、先を見通せる人間は、あらゆる能力が秀でていますよね、予知能力・空間把握能力・弁舌に長けているとか、用意周到だとか。私は人生失敗しない人ってのは「自分の行為がどのような結果を齎すか予測出来る人間」と定義していたのですが、むしろ舛添氏のエリート感はこっちに近かったのかも。

 ただ、少し言動不一致だと感じたのは、事あるごとに舛添氏が「私はエリート、そしてあなたもエリート」と周囲のコメンテーターを評していた時、私はふと「そもそも舛添氏自身の定義するエリートだったら都知事失格にならなかったのでは?」と思いました。しかし、舛添氏は自分がエリートである認識がおありのようですし、先の私の認識や、辞書的な意味合いでは間違いなく、紛うことなくエリートです。だからこそ、舛添氏定義のエリートとは矛盾してしまってたのですが、結論として、エリートは自分のことをエリートだといわない人のことだと思います。こう考えると、今回のエリート発言はなかなか趣のあるものだなぁと感慨深くなりました。

吉村氏と谷まりあ氏、あと羽鳥氏

 こっから蛇足ですが、番組の終わり付近で見出しの両氏が「舛添いい奴じゃん! 話してみたらいい奴じゃん!」みたいな感じになっていたのは、コメディエンドとして抜群の出来でした。

 ちなみに、番組中盤で羽鳥氏が「舛添さん、今日は何故来たのですか?」という話をしていた時に、橋下氏が「いや、番組が呼んだんだから」と突っ込んでたのも、おかしみがあり、ちょっと笑いました。

舛添氏の政界復帰は?

 これは番組全体の印象で勝手に私が捉えているのですが、舛添氏は政界復帰を考えている節がありましたね。「政治家に戻りますか?」という質問にも、明確な否定はしなかったですし、今はそういう事はちょっと……と、話を逸らしていた部分も鑑みて、時間が経てば「十分に反省はしましたので、また国のために頑張りたい」と表舞台に帰ってくる可能性はありそうです。また、無闇に橋下氏を舛添氏がヨイショしまくってたのも気になりました。これは結構、明からさまでしたよ。本人は気が付いてなさそうですが……今後の舛添氏がどのように動いていくのか、興味深く見守りたいと思います。

『都知事失格』読んでみようかなぁ。

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