没個性テーマパーク:EXTRA

Wait a minute, wait a minute. You ain't heard nothin' yet!

テンション下がることもポジティヴに捉えたい

誕生日に大ダメージを負う

 年齢を経ると、怪我なんてしないようになるはずなんですが、先日ちょっとした不注意で自転車に乗っている最中にズッコケました。5mくらいは飛んだ筈なんですが、20cmくらいの段差に車輪を取られたわけですね。周囲に車は走っていなかったのですが、急に強烈なスコールに打たれて視界が不明瞭だったのと、自分が知らない道だったせいもあったのかも知れませんが、とにかく私は飛んだのです。

 まさに一瞬の出来事でしたが、腕と腹に結構な擦過傷を負いました。これがまた、血が凄いんですよね。第一部のDIOなら大喜びしそうな出血量で、肉も少し出ちゃってました(笑)。それで焦って家まで帰ったのですが、よくよく考えてみると治療に使えそうなものなんて一切ないんですよ。普段は怪我なんてしないから。

 とりあえず怪我したダラダラの出血箇所はシャワーで洗って、あまりに赤いものだから「ぶどうジュースみたいだ」と思いながら、仕方がないのでボックスタイプのティッシュから十数枚取り出して患部を覆い、ガムテープでぐるぐる巻きにする。私は何が悲しくて誕生日に怪我してガムテープで腕と腹を巻かなきゃならないんだ。鏡で自分の姿を見てみると、やっぱり恥ずかしい姿です。ガムテープ巻いてるだけで頭が悪い人に見えますが、ここで間違ってはならないのは、頭が悪いのは事実だということです。

 その時に思い出したのは小学生の頃の思い出、雪国育ちの私は友人と共に帰路に就いていたのですが、馬鹿な小学生なので民家の塀の上を歩いたりしてました。そして落ちるわけです。落ちたり飛んだり、退屈させない人生だな……。落ちた時にですね、角度が悪かったわけですよ。垂直に落ちれば塀と私は垂直同士で交わることもなかったのですが、私が垂直じゃなかったんですね。ということは、つまり角度があったということなのですが、斜めに落ちたわけですね。そうなると、接触しますよね? 頭が打つかって、ガリガリいったかと思ったら、丁度、眉間の位置から7cmくらい上の髪の生え際あたりに縦に線が入って血だらけなんですよね。頭切ったら、血が凄いわけです。往年のアブドーラ・ザ・ブッチャーなわけです。縦線一本ですが、ケチャップが吹いたみたいな額になっちゃって、痛い痛いなんて、意味もなく韻も踏んじゃったりして。本気で僕は死ぬんでないか? 頭がやられちゃって、どうにかなっちゃうんじゃないか、と思って、家まで走って帰ったわけです。まあ、当然ながら軽傷だったのですが、そんな部分を怪我して、未だに毛が生えません。その頃、多分、毛は生え揃ってませんでしたが、これは全く関係のないお話です。

 さて、ガムテープを身体に巻いた私はその出来栄えに満足したので、そのまま寝てしまいました。「明日は治療のためにガーゼとか包帯とか塗り薬を買わなきゃ……」というような、至極真っ当なことを考えてました。見た目はカッコ悪いですが、他にも色々カッコ悪いです。私はカッコいい大人になれなかった。誕生日に血だらけなんて……。

血だらけなんて全然マシだったことに気が付く

 朝起きてから、そのまま会社に行ったわけですが、まあ身体が痛い。腰がなんか張ってるし、肘もつけないし、歩く時にギスギスする〜って思って、我慢してたのですが「これはガムテープのせいでは?」と思って、昼休み早急に最寄りのドラッグショップへGO!! したわけです。そこで気が付いたのですが、財布がないんですよね。家に忘れてきたかな? 昨夜は焦ってたからなぁーははは、と笑っていたのですが、治療用具は何とかおさいふケータイで購入。早く家に帰りたくて仕方がなかったのですが、比較的真面目に仕事はしたと思います。腹に一物とはこのことか……。

 家に帰ってから文字通り部屋中ひっくり返しても財布が出てこない。言霊という考え方があって、何かを無くした時は声を出して呼び掛けながら探すと見付かるという迷信めいたことを聞いたことがあったので、張り切って財布に呼び掛けていましたが、全く返事がなくてただのしかばねのようだった。私はそのまま気分的に本当にしかばねになりそうだった。こんなおっさんになって財布をなくすとは……。相変わらず身体にはガムテープが巻かれてるし、痛いし、ブッチャーだし、どうしたらいいんだ……。

 ふと思い当たったのは、昨夜転んだ時に財布を落としたのでは? という可能性だった。いや、絶対そうだ。血だらけで転がった時に焦って確認し忘れてた! もしかしたらまだあるかも、と考えて、事故現場まで走って行きましたが、やっぱりない。万策尽きた。財布なくす奴はドジだなぁと思ってたけど、ドジだった。今度から交通事故にあっても財布は落とさないと誓ったのだった。あれ、既に遭ってる──!?

未だに財布は見付かりません

 所持金ないし、結構大変でしたが、最近やっと落ち着いて来たのでブログを書いてます。馬鹿ですねー、財布を事故現場で探した後に近くの警察署に駆け込んだら真夜中だったからか、何事だという感じで大勢の警察官の注目の的になるし、「財布落としちゃって」と話をした途端の興味を失っていく様が、なかなかハードだなぁと感じました。

 正直なところ、財布の中に入ってたお金はどうでも良いので、それ以外の諸々を取り戻したいなと思ってます。でも絶対もう返って来ないことも悟っていて、小銭入れの中に入れていた祖父の三途の川の六文銭だけは戻って来て欲しい! あれは1枚しかないのに、それが結構ショックなのです。おじいちゃんすいません、なくしちゃいました……。

 現状、カード類の再発行手続きなど一通り終わり、何とかなりましたが、財布がなくなると色々再発行するにしても自分を証明するための免許証もないため再発行難民になってしまうのは大変勉強になりました。年金手帳しか自分を証明するものがなく、苦労しました。おっさんになって財布をなくすもんじゃないね。財布は鞄の奥底に入れましょう。間違ってもズボンの後ろポケットに入れてはいけない。

 そういった教訓を得るためには良い出来事でした。とっても今、京都で寺巡りしたい。

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