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改めて体験する『カウボーイビバップ 第1話「アステロイド・ブルース」』を観賞した《評価・感想・レビュー》

1998年といえば、今から19年前

 放映されてから相当な時間が経っているが、この作品は相変わらず色褪せていないなと、改めて『カウボーイビバップ』を鑑賞している。1話目からストーリーのバランスの良さ、キャラクターの格好良さ、謎を含む興味が唆られる展開、何をとっても素晴らしい。私がそう感じるということは、もしかして自分の感覚・センスは20年前でストップしてしまっているのか? と、そんな気もしてしまう。悲しいが、まあ、それはいいや。

 過去に全て観たのがいつだったかは忘れてしまったが、二十代の前半くらいだったかな? まだ学生時代だったのでアニメばっかり観てた。小説ばっかり読んでた。うだつの上がらない学生だったので将来に漠然とした不安を抱えてはいたが、とりあえず無事にやっているから当時の私には「心配するな」と言ってやりたい。あ、また脱線した!

 ところで、『カウボーイビバップ』は本来全26話構成の作品なのだが、テレビでは1クールしか枠を確保出来ず、13話のみの放映となったそうだ。その後、別の放送枠で全話が放送されたという変わった経歴を持っている。今では配信サービス(dアニメなど)で観ることが出来るようになって良い時代になったものだ。

 さて、いつもの無駄話は置いておいて、そろそろ感想を書いていきたい。

アステロイド・ブルース

 以下、ネタバレを含むため、閲覧注意。

 そもそも、アステロイドってなんだっけ? と思って調べたのだけど、どうやら『小惑星』という意味なのだそうで、そこにブルースなので、和訳すると<小惑星歌曲>という感じか。センスある。第1話としてこれほどにない良いタイトルではないだろうか。

 この話では賞金首を追うカウボーイとしての主人公(スパイク&ジェット)の仕事、追われる側の人間の哀愁、小気味好いアクションと、物語に入り込みやすい作りがされているように感じる。特に、主人公のスパイクの人となりがよく分かる点が素晴らしい、スパイクは単純にカッコ良いのだけど、特に発言のセンスが良い。ちょっと間違ったらクサいセリフになってしまう彼の言葉なのだけど、そこは名声優の山寺宏一が演じるだけあって、何を言ってもイケメンになってしまう。このような台詞回しに関しては非常に参考になるな、ということで特に集中して聴いている。

 ふと俯瞰的に見てみると、第1話は導入部であるからか、至って普通のストーリーに思える、しかし、そこはかとない格好良さを感じるのは何故かと考えてみると、それは演出と音楽、舞台装置が優れているからなのではないだろうか。例えば、同じ話をしているのに退屈な語り口の人と熱中させる語り口の人がいるが、それと同じなんだろうなと。

 世の中には数多の物語があるが、人に注目されることを目指すのであれば、改めて語り口(人を熱中させる演出)も重要なんじゃないか。

 久々に、気付きを得られる経験だった。これがあるから過去の作品を見返すことも大事なことだなと思う。

 最後に、スパイクのカッコ良い言葉で終わります。なんか、今回の記事はカッコ良いしか書いてないけど仕方ない。カッコ良いんだから。【管理番号:か001-001-001】

「目に頼り過ぎなんだよ、カメレオンじゃねぇんだ、アチコチ見えねぇのさ!」

by スパイク・スピーゲル(カウボーイビバップ 第1話より)

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