没個性テーマパーク:EXTRA

Wait a minute, wait a minute. You ain't heard nothin' yet!

アパレル店員の声掛けがうざいとか怖いとか感じる人が多いが、俺は耳寄り情報ならどんどん流して欲しい

服屋マジで戦場

 数日前に某避暑地のアウトレットモールに行ってブラブラしまくって、様々なブランドショップを潜り抜けた。多くのアパレル店員が私の前を通り過ぎ、中には声を掛けて来た者もいたが、ここで昔から幾度も取り上げられて来た「アパレル店員はマジで話し掛けて来て超ヤバい」問題を思い出す。事実「超やべえ〜」って思ったりはしなかったが、それとなく「(店員は声掛けプレッシャー与えられてるだろうから)大変だなぁ」くらいは心的表層に緩やかな影が浮かぶことになった。本件はインターネットで延々と語られているテーマであり、もう答えとかそんなものは一切ないんだけど、ちょっと思ったことだけ述べておきたい。大したことは書かないし、アパレル店員って文字列だけであばれる君とかパラレルワールドを思い出して気持ち的にはテンションが上がるんだけど、それは関係ありませんし本筋には一つだって絡んで来ません。

なんで服屋だけやねん

 2秒で否定で<服屋だけ>ってことはないんだけれども、店内をウロウロしてて声を掛けてくるのって服屋のシャレオツ店員ばっかりです。コンビニでも「おでんいかがーすか」「キャベツの浅漬けいかがーすか」くらいは言われるけど「お好きなサイズの○○○ー○ございますか! 試着も出来ますよ!」とかはないだろう。CD屋だって「Zion I良いですよ〜、Sage Francisとかパンチ効いてますよ〜♪」なんてメロディ付きでは教えてくれない。頻度で言うと、やっぱり服屋の販売員はめちゃくちゃ声掛けて来る。ノルマとか上司のプレッシャーとかありそうだから無下に「鬱陶しいんじゃボケッ!」と蔑ろにするのも可哀想だし、私だと「ぅんはぁ、わかぃました……なんなあれば聞きますんで……」ってちょっと噛んだりしますからね。お互いプレッシャー感じてしまって断絶具合はグランドキャニオン級ですよ。個人的にはSquarepusherなら感じたいんですけど(音圧的に)……プレッシャーとスクエアプッシャー掛けてみたんですが、正直なんだかなぁって感じですわ。

声を掛けて来るなら未知の情報だけにして欲しい

 アパレル店員の方が声掛けて来るのって「お探しの物ございますか?」「サイズお探しでしたらお出ししますよ!」「そちらお客様にお似合いになると思いますよ! 試着されますか?」「お客様は大根のステーキが好きですか?」あたりが代表的なものなのですが、この辺りの内容って客側から<聞ける>要件なんですよね。つまり、気になった商品見付けたら店員探して聞けるってことですよ。ど緊張する人だったら店員に質問はし辛いかも知れないけど、どーしても欲しいアイテムを発見したら、勇気出せば聞けるじゃないですか。可能性の問題は抜きにして、服欲しいから服屋見て回ってて、喉の奥から手が出る程に欲しいものが見付かったら行動出来るじゃないですか。だから、店員側から「探す」「サイズ」「試着」「大根」なんて、わざわざ話題を振って頂く必要性は薄いわけですよね。そこで私は客側の意見として<有意義な情報の提供>を求めたいわけです。既に表記がされていても、こちらが見落としがちなインフォメーションでも可なのです。店員側の話を聞いて「それなら買いだな!」と客側が感じることが出来る優れたメリットを伝えて欲しい。

 先日のアウトレットモールで心に響いた情報は「そちらは在庫がないから、店頭に出てるのがラストワンですわ!」「赤い札の商品はセールの30%引きとは別にレジで20%引きになりますよ!」ってやつです。まぁ、まんまと買わされましたね。良い意味で一杯食わされました。この情報は店員側でないと知り得ない*1ものなので、どんどんそういうお得情報貰えないかな? と感じる。

 ただ、店員に声を掛けられるだけで気分を害する人間がいるというのは確かなので、これらの情報を遠くからおもむろに呟くとか、ごにょごにょと聞こえる程度の声で囁くとか、そういう配慮は必要かも知れない。もしくは店内放送で流すとかね。ただ、何かを購入する時にある程度のまとまった金額を出さなければならないのであれば、補足情報を揃えて提供をして頂き、顧客が類い稀なお得感を感じるものにして欲しい。スーパーで特売品を買い漁るおばちゃんだって、それでもいつでもお得を探しているのだから。「探そうぜ! 特売ホール!」って感じです。元ネタは察してください。

理想的な服屋

 店内に入るとハードコアなジャパニーズヒップホップが流れている。勿論、REAL STYLAである。最先端のファッションに身を包む20代くらいのパンチパーマ猫背な店員は、こちらをちらりとも見ずに、遠くからブツブツとお買い得情報を呟いている。私が「これは良いかも」という商品に目を留めていると、7mくらい離れた位置から「それで在庫は最後ですよ……」「セールしてて安いですよ……特売ですよ……」「ねぎだけで十分ですよ……」という声がボソボソと聞こえる。ハッとした私は店内の曲が『志人』*2に変わった辺りでレジカウンターに行って商品を購入する。店員一切喋らず梱包は丁寧に済み「商品を入口までお持ちしますよ!」とかも言わない。このくらいの距離感では本当に何も喋らないのだ。優れたプロ意識が垣間見える。

 

 そう、これこそが超楽な理想のブランドショップである。

備忘録的に今日の一曲

 Squarepusherが率いる謎のバンドShobaleader Oneの楽曲『Journey to Reedham』カッコいい。


Shobaleader One - Journey to Reedham

*1:後者はどっかにPOPとかあったかもだが

*2:降神のMCではない。

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