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白ブリ高校生と若者の苦悩・悶絶・青春が炸裂する『REPLAY & DESTROY 第2話「パンイチ・ララバイ」』を観賞した《評価・感想・レビュー》

白ブリ煩悶少年、青春に咽ぶ!

 どうでも良い話をだらだらと続けるわりに、語り口がすこぶる魅力的で耳を傾けざるを得ない人っていますよね。場末の居酒屋に一人はいるタイプ? 本作の主人公の横山要ってそんな存在な気がします。

 今回も冒頭で語る話は、ひっじょーにどうでも良い内容。公園でイチャつくカップルを見付けてどうのこうのって話なのだが、オチもどーでも良くてくだらないのに、勢いは凄くて飽きさせない。日々の体験談を人に語る時って気を遣うこともあるのだけど、そういうことを気にしないタイプの人間もいて、そんな人間って案外と目立つし衆目を集める根っからのスター? 生き様そのものがネタになる男っていうのか、稀有なポジションっていうのか、笑いの神に愛されてるっていうのか、まあ簡単にいえば魅力がある人ってこと。そんな方、身の回りにいませんか? 今回も前回と同様、最初から最後まで本気で馬鹿しちゃってますので個人的には大好きです! さて、ここまで内容が全くないリード文を書いてきましたが、ここから先も内容がほとんどないのでよろしくお願いします。

 以降、ネタバレに繋がる内容がありますのでご注意ください。

あらすじ

 人生、生まれてからずっと白ブリーフオンリーである高校生、湯島(増田朋弥)は白ブリーフ以外の穿き物に憧れていた。彼はコンビニエンスストアで横山と運命的な出会いを果たし、白ブリ卒業を果たすために圧倒的な計画をぶち上げる。それは、白ブリを卒業するどころか飛び級でボクサーパンツを穿いてしまおう! というものだった……。しかし、量販店で仲良く穿き物を探している横山と湯島に対して、事情を知らない真野たちは「もしかして、そっち系男子になってしまった!?」と驚愕する。おかしな誤解を招きつつ、お話は転がり出して……。


2話予告

男子っていつまでソレなのか

 ソレってのは白ブリのことなのですが、自分の過去を鑑みても……小学校は白ブリ? 高学年はガラパンだったかも。中学生はガラパンオンリーだったかな。あ、ガラパンってトランクスのことね。高校生くらいからボクサーに……って、私のパンツ事情をインターネットに書き散らしたところで本当にどうでも良い。やめましょう。

 サクッと調べてみると、世の男子たちは大体5割くらいが中学生で、大体8割くらいが高校生で白ブリを卒業するようです。詳しくは以下のサイトで、そんなアンケートあるんだ!

www.tokiomonsta.tv

 それで、男子がソレを卒業するのは大抵の場合が“体面を気にして”のようです。やはり、白ブリを穿いているのを周囲の人に見られたくない、悟られなくないという気持ちが強く働くんですね。しかし、その言い知れぬ羞恥心って奴はなんなんでしょうか? ただの穿き物なのに、人間性が損なわれるわけでもなく機能性はカタチが違うからあるにしても、それ自体が人を計るステータスになるわけでもなしに。私が思うには、ブリ→トラ→ボクサーの流れの中で、幼児性からの脱却を周囲にアピール出来るのではないか、と感じております。白ブリって色からしてオムツを無意識的に連想させたりするのかな? では、黒いブリーフを発表したら売れるのでしょうか。カラフルブリーフを世に送り出す会社が出来たら、もうあるかも知れないけど、意外と売れるかもしれませんね。青ブリ・赤ブリ・黄ブリ・ピンクブリ・黒ブリ……オチは書きません。

 きっと、女性が思うよりも男子のこうした事情って思いの外デリケートなのかも。私が行っていた中学校で白ブリを穿いていることが発覚したら、おそらくイジメの対象になっていたかも知れません。廊下歩いてるだけで上級生が下級生を(意味もなく)殴る学校でしたから。だから、ソレを穿き替えることにより「俺は男になったぞ!」なんてアピールになるのではないでしょうか。

みんなと同じは嫌だって叫んで、みんなと同じじゃないと不安になる

 この穿き物の話に付随してくるのでしょうけど、何かを卒業して何かに成ることって、誰かと同じになることにも近いのではないでしょうか。白ブリーフは嫌だって思って、ボクサーパンツになったところで周囲に迎合した、長いものに巻かれたという風にも取れます。色や柄は違っても、カタチは一緒。色や柄を変えることによって個性を演出するのが昨今の風潮ですが、カタチが一緒だと結局は周りと一緒な気もします。ペットボトルの容器の色が違っても、中身が水なら同じカタチになります。結構、若い方はそうしたバリエーションを変えることでの自意識の演出が好きですよね。

 iPhoneがメチャクチャ流行した時に、iPhoneのカバーだけ変えて自分の色を出してもiPhoneがiPhoneであることに変わりなく、中にはiPhoneを使わないユーザーがAndroidを馬鹿にしていたり、Galaxyを使っているだけで見下して来たりなんてこともありましたけど、それも根本の所では“人と違うのは不安だし、みんなが持ってる物が優れている。だから良い”ってことになるんじゃないですかね。別にAppleユーザーを貶めてるわけではないのでご理解を。

 この後、世界がどんどん進んでいっても、それこそ攻殻機動隊のように全身義体となって色々な型式の身体が発売されても、きっと売上の良い流行モデルがあって、装飾やオプション、アクセサリーで個性という色を出していくんだろうなぁと思います。あ、絶賛たる脱線をしました。

 今回の横山要は前回に引き続き強烈な言葉を残してくれました。ハッとするね。

「お前らガキ共は何でみんなと同じことはしたくないとかよく言うんだよ、それこそみんなと同じセリフを」

by 横山要(REPLAY & DESTROY 第2話より)

見てくれは気にしない、好きにしたら良い

 第2話のオチはとっても爽やかで、横山や真野たちが身体を張って湯島にエールを送る感じで終わってます。

 

 なんか、青春って感じで。

 

 そう、ラストシークエンスで横山たちがした行為、湯島の友人たちが「もしかして、アレって流行ってるのか? なんかカッコよくないか?」となって、これが流行が変わる瞬間なのか! なんて感慨深くなりました。電通だっけ……流行りはつくるものみたいな言葉をどっかで目にした覚えがありますが、確かに世の中の男性ほとんどが流行のブリになってしまったら、私はボクサーを穿き続けていける自信がございません。1Rでノックアウト、真っ白になって「立つんだ! ジョー!」って丹下さんにいわれちゃうのではないでしょうか。

 なんか、ワードサラダみたいな内容になっちゃったけど、これで終わります。【管理番号:R001-001-002】

 

 第3話の感想は以下からご覧ください。

過去の自分を超えろ『REPLAY & DESTROY 第3話「自己ベスト」』を観賞した《評価・感想・レビュー》 - 没個性テーマパーク:EXTRA

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