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没個性テーマパーク:EXTRA

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梅宮辰夫の登場、三上と上田の本気の勝負『日本統一2』を鑑賞しました《評価・感想・レビュー》

あれから8年経ったらしい……

 ヤクザと聞いて最近、思い起こすことといえば、先日ニュースになっていた山口組と神戸山口組のいざこざ? 司忍組長がどこかの駅に到着した際に、神戸山口組の組員さんが「サインくださーい! サインくださーい!」と言って謎の圧力を掛けた、というのがありますが、これは私が創作した話ではなく本当のことです。「サインください!」の言い方が気合いが入り過ぎて「シャインクダィッツ!」になっていたりと、なかなか感情が込められていて思わず口に手を当ててしまいましたが、これが現代の挑発行為なのかと思うと、それもまた感慨深いものがあります。

 サクッと調べてみると動画もありましたので、是非ご覧になってください。ここには載せませんけど。

 ということで、前回に引き続き『日本統一2』を観ました。それなりに内容に触れますが、大事なところはボカしていきたいと思います。

 あらすじ

 田村が逮捕されてから8年後……刑期を終えた彼は無事にシャバに戻って来るが、相棒の氷室は立派なヤクザになっており、田村的には軽いジェネレーションギャップを覚えるのであった……。後輩達もみんな「おじき!」って呼んでくるし、ひじきしか知らない田村は「おじきってなんだよ(笑)」と返答しますが、誰も教えてくれないので、非常に残念。ちなみに「おじきってなんだよ(笑)」は今回、二度ほど発しますが、みんな何も返してくれないところを見ると「マジでヤクザになっちまったか……俺はおじきなのか……」と田村は軽くショックを受けるのでした。

 そんな折、権力闘争に敗れた侠和会の上田組長は「靴下が小さい! お腹が痛い!」と文句を言って会合に参加しようとしないのですが、部下の三上組長が頑張って機嫌を取ることに必死になり、三上も「ほんま子どもと変わらんで!」と鋭く突っ込むのでした。ただ、世の常というか人の常というか、上田組長は武闘派なのでしょうが、新しく会長に就任した白竜さんとはどうにも馬が合わない様子で、自分の部下が役職を外されたと知るや「先週言うてたこととちゃうやないか!」とブチ切れ。会長にお茶を掛けようとしますが、すぐに自分を取り戻して謝罪。それもそのはず、まさに話の流れをぶった切る<お茶を濁す>状態となりかねなかったため、いい加減に大人にならないといけない状況なのであった。上田組長、反省の色を浮かべつつ「今に見とれよっ!」と本心のところではやっぱり反駁することは忘れない。瞳に宿るものが違います!

 徐々に立場がなくなって来る上田組長は、それでも盃を交わした親として、三上のことは気に掛けているようで、敢えて自分を悪者にし、三上を出世させようとします。しかし、やり方が下手過ぎるのでマジなのかどうなのか分からず、観ている方はハラハラしっ放し。最終的には組を割って出ることになり、三上グループともマジの殺し合いが勃発することになるのだが……。

主役誰だっけ

 確か、このVシネマでは主役は氷室と田村のはずなのですが、今回はとても影が薄かったですね。まあ、ヤクザの権力闘争の話になってしまうと、現状、組織の中で新人に部類する二人が早々に表立って活躍することは出来ないのも自明の理なのですが、本作ではまるで三上が主人公みたいな扱いでしたね。登場シーンも多いし。第1話ではそんなに目立たなかったのですが、存在感を増してきましたし、筋が通った性格もあって侮れない人だなぁと感じた次第です。

 主役は三上だったのか、と、この辺りで気が付きます。三上頑張れ! 上田鬱陶しいぞ! と思ったりしちゃいます。

 今作でのハイライト、銭湯で戦闘のシーンがあるのですが、余りにこの<銭湯で戦闘>のインパクトが大きく、私は「刺青ってやっぱり俳優の人には刺青シールで貼り付けてるのかなぁ」と考えてて全然集中が出来ませんでした。

 ちなみに関係ない話ですが、前回の話で活躍した哀川翔さんは今作でも回想シーンで登場し、横浜で拳銃を振り回しつつ暴れ回っているとのこと。やはり悪い人だけど良い人なのは健在なようで、心底安心である。

謎の大物、梅宮辰夫

 前回の1話、そして今回の2話いずれでも重要そうな人物として姿を見せる梅宮辰夫。ただ、どこかの組の組長役なのは分かるのですが、一言も発しないので何なのか一切分かりません。謎の大物なのは分かりますが、謎の大物であることしか分からず「こいつは一体誰なんだ?」と考えている内に2話も終わってしまいます。梅宮辰夫が潤んだ目で何かを見つめている。梅宮辰夫が何も言葉を発せずに佇んでいる。そこには情緒とか、風流の余韻なんかを感じるが、何も語らないし話に絡んで来ないので「だったら出て来るのは後でも良いんじゃないか」「都合が付かなくて梅宮辰夫のプレートが置いてあるのではないか」「実は3DCGリアル過ぎる女子高生Sayaならぬリアル過ぎる極道者Tatsuyaなんじゃないか」などと色々と思いが巡ってしまうが、結局は分からず仕舞いなのである。

スキンヘッドは怖い

 今回、感じたことのひとつですが、やっぱりスキンヘッドって悪役なイメージがあって怖いですね。スキンヘッドで思い出すのはSquarepusher - Come on My Selectorですよね。これは万人共通だと思いますけど。え? そんなことないですか? 痛烈なスキンヘッドPVをご存じない方は是非、こちらをお楽しみください。


Squarepusher - Come On My Selector

 日本統一はまだ観続けようと思います。【管理番号:に001-001-002】

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