没個性テーマパーク:EXTRA

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CDの山を崩して崩してポイしなければいけない

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今週のお題「年内にやっておきたいこと」〈2014年をふりかえる 1〉

 ということで、2014年といったら既に平成26年です。恐ろしいくらい私も年を取っております。何せ、生まれた時は昭和でしたからね。元号が変わって26年も経てば、なかなかにして「わしも年を取ったのぅ」と言いたくなっても仕方がありません。

 まあ、毎年の話なのですが「年内にやっておきたいこと」ってこの時期になれば、かなり多くの人が考えることでしょう。だけど、それを叶えることって、かなり難しい。有言実行タイプの人であれば良いのですが、私も学生時代に「今年こそ、彼女をつくって、クリスマスと新年を安寧とした気持ちで過ごしたい!」なんて考えていたわけですけど、そんなに上手くいくはずがありません。どうにもこうにも、にっちもさっちもいかないのが、人生というやつです。

現実的に考えてみた

「年が明けるまでにやっておきたいこと」というお題である時点で、制限時間が足りません。今が11月24日ですから、ざっくりと37日程度しかない! ということは、時間換算して888時間くらいしかないのですよ。現時点で、こんなのあっという間です。

 この少なく限られた時間で達成しなければならない目標を設定すると、自ずと「彼女つくる」とか「小説を一編完成させる」とか「職場で出世する」とか「ブログの100万ヒットを目指す」とか、大抵のことは無理難題になってしまいます。

 だとしたら、今から888時間で出来ることを考えると、非常に現実的な課題を解消することくらいしか思い付きません。

 そこで、私が考えたのは『家の掃除』くらいなものですが、この魔窟にも似た汚い部屋を年末までに片付けることが出来るのか? と、問われれば、それもかなり困難極まりないのではないかという感想が漏れます。だったら、家の掃除の一部を解決するくらいで良いのではないだろうか? ということで、思いついたのが『CDの整理』です。

 現実的ですよねぇ。我ながら。ただ、これもかなり志の高い目標なのであります。何故なら、我が家にはCD廃棄物が眠っているからであります。

CD廃棄物は既に9年も眠っている

 三年寝太郎くんは、三年しか寝てないので、大した睡眠スパンではありません。中学生が学校を卒業するくらいです。しかし、私の家のCD廃棄物は既に9年も眠っているのです! えぇ、そもそもCD廃棄物って何よ? という話になるのは、当然なのですが、私が専門学生の頃に話は遡ります。

 当時の友人、Tくんが、中古CDショップで働いていたんですよね。そこは他のCDショップと大差なく、『誰が買うんだこんなCD?』というものも溢れていました。顧客の方は、様々なCDを売りに来るのですが、それを別の顧客に販売するのって、それはそれで非常に困難極まりないわけです。まさに10円投げ売りをしても間に合わない状態! 大量の需要のないCDが店舗に累積していくわけですが、ある程度それが溜まって、店舗で捨てようとしても、それは『企業廃棄物』として捨てなくてはならないそうで、お金が少し掛かってしまいます。そこでTくんは、音楽が好きな私に目を付けて「店で余ってるCD引き取ってくれない? と、なったわけです。

 私は当然、それらのCDが誰も求めないようなスペシャルマイナーの集合体であることは理解していたのですが、それでも<路傍の小石にも宝石があるかも……>なんて精神性で引き取ったわけです。その数、500枚! 珠玉混合なんて四字熟語もありますが、事実、誰も聴かないCDにも名盤はあるはずなのです。

 そして、大半のCDは聴いていないのですが、それでも名盤は存在しました。まずは『スタンド・バイ・ミー Soundtrack』これが投げ売りされていたなんて、信じられない! 珠玉の音楽が多数収録されています。また、私が本当にこのCD群を引き取って良かったと思えた出会いのCDといえば、『Prefuse 73/One Word Extinguisher』。それまで、スコット・ヘレンなんて知らなかった私ですから、衝撃的な出会いでした。

 他にも様々ありますが、懐メロあり、実験的音楽ありの作品群は、CD制作者の命がけの息吹を感じるには、非常に有意義な経験だったのではないかと感じます。

しかし、9年が経った……

 聴いたCDも聴いていないCDも数多にございます。しかし、私の家にも、限られたスペースがありますので、そろそろ、この廃棄物CDの山にも手を付けなければならない。ある程度、気に入った音楽はiTunesに取り込んで、それ以外のものは燃えるゴミの日に出さなければ……(何故か分かりませんが、私が住んでいる所では、CDは燃えるゴミ扱い)。そういったわけで、少しずつ、この山を崩しながら、日々を過ごしております。毎日、5枚程度のCDを消費し、手元に音源として残したい音楽はインポート、iPodへのエクスポートを繰り返しております。

 ただ、こうした作業も嫌いではありません。必要な音楽は必要に駆られて目の前に存在するものです。そして、日々、消費されていくもの。音楽のダウンロード販売が主流になった世の中では、なかなかにして手元に音源を置いておく意味を見い出すことも難しいかも知れませんが、私はそれでも素晴らしい音楽は廃棄物CDといえども、手元に置いておきたいとも、思っております。

 みんなも、掃除した方が良いよ! 色々と!

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