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没個性テーマパーク:EXTRA

Wait a minute, wait a minute. You ain't heard nothin' yet!

あらゆる意味で崖っぷち!? 壮大な企みに満ちた『崖っぷちの男』を鑑賞しました《評価・感想・レビュー》

邦題のタイトルセンスが良くて惹かれる

 何が良いって<崖っぷち>って言葉が良いですよね。原題も『Man on a Ledge』ってことで、結構そのままな気はしますけど、崖っぷちって焦燥感とか悲壮感とか、そんなイメージを上手に表現出来ていて好きです。追い詰められて追い詰められて──死ぬか生きるかのDEAD OR ALIVE、そこから大逆転をして勝利する! というのがタイトルだけで読み取れるのが非常に優れています。きっとこの映画は王道のエンタテインメント・サスペンス、起承転結がハッキリしていて分かりやすくて気楽に観られる、はずだ。

 そう思って鑑賞しました。実際はどうなんでしょう? ここまでに書いた内容はイメージで、勝手な先入観ですからね。

あらすじ

 ニューヨークにある高級ホテルの高層階、窓の外に立ち今にも飛び降りようと装う脱獄囚のニック・キャシディ(サム・ワーシントン)は並大抵ではない決意を固めていた。ニックは元警察官だったが、不当な策略に陥り、4000万ドルのダイヤモンドを横領した罪に問われていたのだ。

 彼は自らの無実を証明するため、一世一代の賭けに出ることにした。この崖っぷちの状況こそが、彼が多くの時間を掛けて用意した重要な舞台だった。

 ニックは自らの指名で女性刑事リディア(エリザベス・バンクス)を交渉人に指名するが、果たしてニックの思惑とは? 如何にして過去の汚名をそそぐのか? ニューヨークの一角でニックが巻き起こすパニック、多くの群衆の前で、極限のエンタテインメントが始まる……。

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何となく、あの名作を思い出す

 地上と高層階の違いはありますが、一つの場所に留まるサスペンスなシチュエーションということで、コリン・ファレル主演の『フォーン・ブース』を思い出します。『フォーン・ブース』は傑作ですよ、電話ボックスに閉じ込められるって発想も良かったですね。展開が早く結末まで見ても謎の多い作品ではありますが、一度は観て損は無いと思います。ふと調べてみたら電話ボックス映画は2003年作品だった……14年前かよ! 歳も取るわな。

 さて、以降は『崖っぷちの男』が如何に崖っぷちなのかをネタバレしつつ書いていきます。未見の方はご注意ください。観てから読んでください。

やっぱり高層階でドタバタするって設定が良い

 この作品の肝ですが、主人公が目的も分からないままに高層階の窓の外で右往左往する姿がとにかく良いですね。シチュエーションとして、これほど引きが強いのも珍しいのでは? 鑑賞者としては「何故そうなった? どうしてそんなことを?」と興味を抱きながら鑑賞することが出来る。物語冒頭でニック・キャシディは女性刑事リディアを呼び出すが、このリディアこそが我々、鑑賞者側の味方である<探偵役>となって、ニックと対峙し、彼の行動の謎を探ってくれる。

 リディアはリディアで、ある種の問題児ではあるが、この映画で登場する刑事達の中では感情移入がしやすい魅力的なキャラクター造形だった。男勝りのおてんば女刑事ということで、週刊少年ジャンプの連載終了した人情警察漫画に出てきそうな感じもあったが、アメリカの実際にいる女刑事ってどんな感じなんだろう? という、どうでも良い妄想も広がることに。

 まあ、そんなことは本当にどうでも良いのですが、彼女とニックのやり取りが自殺志願者と交渉人の間柄とは思えない程にゆるくて、緊張感があまりない。まぁ、ニックには元より自殺する気は無く演技なのだから当然ですが、ここについてはそんなにハラハラドキドキはしないので、もう少し緊張感を高める設定もあって良かったんでないかな。

ニックの目的とは何なのか?

 ニックの目的はあらすじの項にもある通り、ダイヤモンドを横領したという無実の罪を払拭することです。彼を陥れたのは宝石商にして不動産王、つまり究極のアメリカ的金持ちであるデビット・イングランダー(エド・ハリス)なのですが、実はデビットがニックに盗まれたと主張する巨大ダイヤモンドは、実は盗まれていなくて、まだデビットが所持しているというのです。

 この物語の背景を簡単に説明すると、デビットが経済危機(リーマン・ショックだったかな?)で事業が立ちいかなくなる可能性が出てくる→何とか資金を調達しなければならないので保険金詐欺を思いつく→ニックが警官時代にデビットのダイヤモンドを盗んだと濡れ衣を着せられる→ニックまんまと逮捕、ダイヤモンドは砕いて既に売り捌かれたということにされる→デビット、何も盗まれてないけど多額の保険金GET!! やったね! という感じ。つまり、ダイヤモンドはまだデビットの手元にあるはずだから、それが存在することをニックが証明出来れば晴れて無実を立証出来るわけです。

 そのためにニックが考えたのは、デビットのダイヤモンドを盗み出して盗まれてないことを証明する……って結局、盗むんかい! 当然のツッコミを入れざるを得ませんが、無法には無法という如何にもアメリカらしい発想で嫌いではありません。一発殴られたら一発殴り返したくなるのが人間味溢れています。

裏舞台で展開されるなんちゃってミッション:インポッシブル

 先の項で書いた通り、ダイヤモンドを盗まなきゃならないのですが、デビットは要塞ばりの大型金庫にそれを保管しているので、そんな簡単に事は進みません。ニックは自らの親族を協力者にしてそれを盗み出そうとするのですが、これがミッション:インポッシブル感満載の内容だったりします。

 数々の防犯装置を潜り抜けて金庫破りをするニックの身内は間違いなく素人さんのはずなのですが、見事に目的地まで到達。描かれてなかっただけで潜入・強奪のプロだったのかな? 数々の偶然に助けられながら金庫破りを達成してダイヤモンドを手に入れようとするも破った金庫にダイヤモンドがない!? という逆転ホームラン的な展開には「デビット流石やな」とニヤついてしまうこと受け合いですが、この後のダイヤモンド争奪戦に移っていく原因もデビット自身が気紛れで金庫からダイヤモンドを取り出してしまうことが発端ですので、ご都合主義感が半端じゃなく「どうして映画の悪役は屈強な金庫を信用出来ないのか問題」がまた噴出することとなるのでした。お約束ですけどね。

とにかくツッコミを入れたい二つのこと

 色々と書いてきましたが全編通して至って普通に観られて良い作品でした。あくまで普通ですけども。

 ただ、どうしてもツッコミたいことがあります。

 まずひとつめ、ニックが物語前半で警察の拘束を逃れてカーチェイスを繰り広げるシーンがあります。その中でニックが運転する車が思いっ切り貨物列車と衝突して横転(というか、完全なる交通事故)するのですが、何故か彼は無傷でピンピンしてます。これには疑問を感じざるを得なかった。実際は擦り傷くらいは負ってたかも知れませんが、直後のシーンで塀を乗り越えたり軽快に身体を使う様子も見えてたので、何らかの手段で車から脱出したのだろうか? ならば車から飛び降りる所とか描写して欲しかった。普通に観てたら「これは完全に死んでいる。主人公死亡とは斬新!」って絶対に思うハズです。超人なのか、ハンコックなのか。

 次にふたつめ、映画の最終盤に描かれる大どんでん返し。実はあの人の正体は○○だった! というのが本作にもあるのですが、無理やり感が半端じゃなく「え!? それ必要か!? その設定いるか!?」となってしまいました。うーん、疑問です。あの人の正体が○○だったのなら、映画全体の目的意識が若干薄れてしまうような気がしてならないのですが、どうなんでしょうか。まあ、爽快感だけが残るように敢えてしているのかも知れませんね。

 というわけで、本作はサッパリした後味の良いスパークリングワイン風味のソーダみたいな映画でしたね。気楽に観られる感じです。

最近ブログのアクセス数が少な過ぎて超ヤバいテンション

あんまりこういうこと書かないんだけど

 最近、ブログのアクセス数がめちゃくちゃ少ない、アクセスが増えない。ドラゴンボールで例えれば、戦闘力たったの5……ただのゴミである。

 元々、SEOとか意識してないし、検索流入を考えたり、トレンドを把握して書いたりとかしてないから、この結果は当然といえば当然なのだが、それにしても少な過ぎてテンションが上がったり下がったりする(上がったりするのは「負けないぞ!」って思ったりするからマゾだから)。

 実は、「このブログについて」というページに書いてある通り、『没個性テーマパーク:EXTRA』は前身となるブログ(『没個性テーマパーク』)がありました。前は、はてなダイアリーに書いてたんですけどね。時代の流れからはてなブログに移ってきたわけですよ。

 そちらのブログは約350記事くらいで閉じたのですが、1日のアクセス数が300件程度はありました。そして、全く更新をやめていても約300アクセス、それ自体は大して多いアクセス数ではありませんが、1ヶ月で見ると10,000アクセスくらいはあったのです。それがこのブログは1日あたりのアクセス数が10程度しかありません。え、ヤバない? ここまでに、ちょうど90記事くらいは書いたのですが、10アクセスって「おかしい……これも日本の人口減少が原因か?」って思っちゃいますよ。国内インターネットの過疎化? もしくは、よっぽど検索エンジンに嫌われている? 私の年収低過ぎ? なんか検閲に引っ掛かるようなこと書いただろうか。これは、どげんかせんといかん。時代に飲み込まれてたまるか! そうはいかんざき!(相変わらずネタが古い、これがアクセスが少ない原因か?)

ただ、ぶっちゃけ他人のブログのアクセス数とかどーでも良いよね♪

 このブログでは最近はてなブログでよく見られる<運営報告>はしてないのですが、それは「別にアクセスして来た人が興味がないだろう」と私が勝手に判断しているからです。そもそも1日10アクセスだし。別のブログでは毎月運営報告がされてたりして「順調にアクセス数が伸びてます♪」とか書いていると、沸々とキーボードクラッシャーのような気持ちになるのですが、Macbookは高かったので決して投げたりしませんし、平常心を取り戻して「don't think feel.」と自分を落ち着かせることにしてます。隣の芝生は青い、うちの芝生は整備すらされてないのだ……あーもう! 隣の芝生にホール・イン・ワン! 宇多丸師匠助けて! しかし、誰も助けてくれない。自分でなんとかするしかねぇ! 愚直に更新を続ければいつか1日500アクセスくらいにはなるはずだ! そのためには単純計算して90記事で10アクセスだから4,500記事必要なのか? 気が遠くなる話である。もうその計算が合ってるかどうかを考えるのも面倒になって来た、とんこつラーメン食べたい(現実逃避を始める)。

独自ドメイン導入の影響か?

 このブログのアドレスをご覧頂けると分かる通り、独自ドメインを導入しております。これ、3月の初旬くらいにやった記憶があるのですが、それもアクセスが少ない原因なのか? 既にGoogleへのインデックスは完了しているのですが、独自ドメインはGoogleに評価されるのに時間が掛かると噂に聞く。本当に信頼に足るドメインなのか……スパムドメインじゃないのか……ある程度、記事を更新していって外部リンクが増えていくとドメイン評価がなされて検索順位も上がっていくらしいけど、マジで北斗の拳並みに殺伐としてないかい。

 私はこの貧弱なひのきの棒レベルのドメインだけを持って荒れ果てた世紀末世界を歩んでいるのだ……よく考えたら新しい世紀は始まったばかりだった……。周囲にはモヒカン族的な、汚物は消毒ライク火炎放射器を持ったドメインがウロウロしまくってるし、そんなのに勝つにはどうしたら良いんだよっ! やっぱりテンション上がったり下がったりする。はぁ、地道にやってくしかないなと、ここらへんで気が付くのであった。

良質なコンテンツじゃないのが原因か?

 そういえば、Googleはこの間なんかアップデートがあって、良質なコンテンツじゃないと評価されなくなったらしいですね。それも原因か? 良質じゃないから村八分にあってるのか? 別のサイトでも「Googleに評価されたければ読者が満足する良質なコンテンツを書きましょう♪」とか書いてるけど具体性がマジでないからね! どういうのが良質なコンテンツなのか教えて欲しいわ。仕方がないから自分で考えたんだけど、Web上でリンク数が多い以外の要因として、「直帰率が低い」とか「平均セッション時間が長い」とかそういうやつ? そんなのもうマジで大変、そもそも面白い文章書けないと上がんないよね。

 オヤジギャグなんて書いてたら、そりゃ直帰率上がるよな。

 あ、あとはブログ記事内容の充実も確か評価されるんじゃなかったっけ……記事の網羅性とかいうやつ。昔、調べたことあったけどもう忘れたな。少なくともこの記事が良質なコンテンツとされることはないだろう。もっと哲学的な内容にしなければならないだろうか。あれ、哲学ってなんだっけ……。

まあ、いっか

 2,000文字くらい書いてたら面倒くさくなって来ました。多分、読んでる人も面倒くさいでしょう。この記事はかなり面倒くさい内容だと感じます。ああ、面倒くさい。

 しかし、世の中は面倒なことばかりです。生きていくためには働かなくてはなりません! 変なブログ記事に出会うこともあります。しかし、それも人生、楽しく人生を謳歌して精一杯に生きましょう!

アメリカ全体を大混乱に陥らせた世紀の嘘つきマーク・ウィテカーを描く『インフォーマント!』を鑑賞しました《評価・感想・レビュー》

最近の映画だと思ってたら2009年作品だった

 本作の主演はマット・デイモンですが、彼については肉体派で、困難な状況を打開するアクション俳優といったイメージがあります。『ボーン・アイデンティティー』の印象が強過ぎる……のだけど、そんなマット・デイモンが役作りのために15kgも増量してメタボのおっさんとなり臨んだという社会派ドラマが本作『インフォーマント!』です。

 バトルシーンは一切ないですが、それ以上に壮絶な、一人の男のとことん救いようのない姿を描いています。ストーリーは実話らしいですが、自分の周りに(特に仕事関係で)こんな人がいたら迷惑だな、と世のビジネスマンなら思ってしまう内容なのでした。

あらすじ

 アメリカ・イリノイ州の大手穀物加工会社アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド (ADM) 社に籍を置くエリートサラリーマンの主人公マーク・ウィテカー(マット・デイモン)は、ある日自分の管轄する工場のアミノ酸生産工程でウィルスが発生したという報告を受ける。その件で副会長からは責任を問われることとなるが、ウィテカーはとっさに「ウィルスを蒔いたのは日本企業だ、この会社にはスパイが入り込んでいる!」などと嘘を並べ立ててしまう。上層部はこの嘘を信じてしまい、FBIに介入を依頼することとなるが、その中でウィテカーはFBIに自社の価格協定(カルテル)について内部告発をしてしまう。FBIからは自社の不正を暴くための協力を打診され、ウィテカーはノリノリで諜報員気取りとなり、次々とスパイ活動を展開していくのだが……。


インフォーマント!(吹替版) (予告編)

リジンカルテル事件について知っておこう

  インフォーマント=Informantには情報提供者という意味があるようです。この映画の場合だと、内部告発者として意味が解釈されてますね。

 本作のポイントとしては、マーク・ウィテカーが義憤に駆られて企業の闇を告発したわけではないところです。あくまで自己の保身のため、自らの身を守るためだけに口からでまかせを繰り返すこととなります。

 その姿は非常に滑稽で、スティーヴン・ソダーバーグ監督らしい皮肉が効いたコメディとして描かれますが、なかなかどうして実話が元となっているからか、話が少し地味だからなのか、上手く入り込むことが出来ません。中盤以降は楽しく見ることが出来るのですが、若干、描き方が走り気味なので、実際に起きた<リジンカルテル事件>を詳しく知っていた方がストーリーの細かい部分を補完出来て良さそうです。私は事前知識なしで観ていたので、途中「?」となってしまう場面がいくつかありました。ウィテカーが言っていることが本当のことなのか嘘のことなのか分からなくなってしまうことがあり、ある意味では想定された演出なのかも知れないけど、難しさを感じてしまいます。

 以降の項については多少ネタバレが入る可能性があります。ご注意ください。

嘘に嘘を重ね“自ら”火だるまになるマーク・ウィテカー

 嘘を吐いてはいけないというのは人間として当然のことで、学校の先生だって「嘘を言ってはいけません!」と生徒に教えるものです。

 まぁ、嘘も嘘である程度は存在しなければ世の中はもっと居心地が悪くなるでしょうし、エイプリルフールだって無くなってしまうでしょうし、人と人の潤滑油として嘘が必要であることも否めなくはありませんが、それでも吐いて良い嘘と吐いてはいけない嘘の区別は自身でしなくてはならないでしょう。

 マーク・ウィテカーが最初に吐いた嘘は馬鹿らしいもので、自分の保身のために「ウィルス発生の原因はスパイだ! 味の素の仕業だ!」と人のせいにする所から始まるのですが、それを上司が信じてしまったせいで事が大きくなってしまいます。だってFBIが介入することになるのですから。

 軽い嘘を吐いた結果が、FBIの介入。正直な話、ウィルスが発生して上司に怒られたとしても、それ自体は不幸な話ではありますが、食品を扱う会社では起こり得ること、起きてしまったことは仕方がないのですから、自らの責任を認めて謝罪をし、問題解決のために奔走をして、再発防止の手段を講じるべきでしょう。しかし、マーク・ウィテカーという人物はとことんまで自分の保身を(無意識的に)考えてしまう人物のようで、言わなくても良い嘘を咄嗟に吐いてしまいます。そして事態はどんどん悪化していくと……。

ヤバい状況なのにその状況を楽しむ主人公

 自分の会社がカルテルに参加していることを告発してしまったウィテカーは、FBIに「スパイはいなくなったし、問題もなくなった。捜査の手を引いて欲しい!」といったようなことを言うのですが、FBIにとっては大事件の情報提供者なのですから逃がすわけがありません。ウィテカーも最初は渋々とFBIに協力するのですが、途中からノリノリで「俺は007よりも2倍賢い、だから0014だ」などという世迷言まで口にするようになります。

 はてなの方々が好きな言い方だと、まさに正常性バイアスが色濃く働いてしまったという感じ。ウィテカーは途中から「俺は企業の闇を暴いているヒーローだ。そんな自分なのだから、上層部が失脚したら自分が社長になれるに違いない!」と考えるようになります。自分の不都合な現実からは目を逸らして、物事を楽観的に考えてしまう。自分だけは大丈夫と考え、スパイ活動が正しい行いであると信じ込んでいる。この辺りは「あー、こんな人いるなー」と感じてしまいました。案外、こういった状況に陥ると、自分のことを客観的に見る事が出来なくなってしまいます。反面教師としてウィテカーの姿は参考にした方が良いかも知れませんね。

発覚するウィテカーの闇、さらに救い難い状況に

 中盤以降、FBIがついに動いてADM社の強制捜査に踏み切ります。しかし、ウィテカーが告発していたリジンカルテル事件以外にも、ウィテカー自身の闇が暴かれる結果となり、FBIの協力者であったはずが彼も捜査対象となってしまいます。その要因となったのは<脱税>で、しかも彼のそれは相当に悪質なペーパーカンパニーを利用したものでした。FBIは元々、「何故、会社から十分な給料も貰って順風満帆な社長候補とも言われる男が内部告発なんてしたんだ?」と疑念を抱いていました。しかし、この一件が発覚したことにより「脱税から目を逸らすために告発に踏み切ったのでは?」と疑われることになります。確かにそう思われても仕方がないですね。

 ウィテカーはこの件が発覚した頃から更に嘘を連発し、それなりに良好な関係にあったFBI捜査官に対しても嘘を使って牙を剝くことになりますが、もうこの姿が痛々しくて、ウィテカーは虚言癖の前に人間として大きな欠陥があるのでは? と疑ってしまいそうになります。

 物語の結末は言わずもがな、という内容ですが、個人的には「やっぱり嘘はダメだな! 嘘吐かないようにしよう!」という感想になりましたので、会社内で嘘を吐いちゃう癖のある社員の方は観た方が良いかも知れません。

 結局、嘘を吐くことによって自分の身を滅ぼしてしまうので、もしも嘘を吐くのであれば、そこまで覚悟をして嘘を吐くようにしましょう。

いつにも増してぶっ飛んでいる『REPLAY & DESTROY 第5話「酩酊ピエロ」』を観賞した《評価・感想・レビュー》

毎回(良い意味で)視聴者置き去り感が強くなっていく

 本作品も第5話ということで、鑑賞する側もストーリーのはっちゃけ具合に慣れては来るのですが、この話のぶっ飛んだ感じは相当なもので「どうしてこうなった?」となってしまうこと受け合いです。

 ただ、製作陣はそれを当然折り込み済みでしょうし、敢えて飛んだ内容にして様々な解釈をさせる余裕を残しているんじゃないだろうか、と観ていて思います。小ネタの散りばめ方も相当なもので、着いていくのに精一杯となって来てます。すげぇなあ。

 以下、あらすじ以降は内容に触れていきますのでご注意ください。

あらすじ

 ある日、二日酔い状態の横山(山田孝之)が目を覚ますと、シェアハウス内部で倒れている仲間たちの大切なものが消え去っていた。真野(林遣都)は眉毛を失い、新田(阿部進之介)は髭を片方失っていた。大爆笑する横山だったが、具合が悪くトイレに駆け込むと何故かそこにはペンギンが……。痛む頭を押さえながら思い出してみると、そのペンギンは横山が昨日行ったイベントに出演していたことを思い出す。

 そのイベントではピエロ姿を子どもたちに怖がられる不遇なパフォーマー英子(中別府葵)がいたが、英子は人気者のパフォーマーに嫉妬心を覚え、ある事件を起こしてしまうのであった。

悪ふざけがすごい

 今回は冒頭のパーティゲームパロディがありません。その点は残念でしたが、代わりにパーティ後の無残なシェアハウスの様子を観ることが出来ます。先のあらすじにも記した通りですが、真野の眉毛なし姿や新田の髭半分消失に加え、横山のカールおじさん化、女子高生・葛西ルーシー(小林涼子)の両津勘吉化など枚挙に遑がありません。こういった突如として巻き起こる設定だけではなく、ペンギン闖入事件も勃発してワンシーンも見逃せないところが『REPLAY & DESTROY』の凄さだと感じます。筋がめちゃくちゃな印象もあるのだけど、最終的にはまとまっちゃうんですよね。きれいに。

 このめちゃくちゃな演出って、良くない言い方をすれば、本編中ずっと過剰な悪ふざけをしているといっても過言ではありません──いや、これは褒め言葉か。

 膨大で細々とした珍事件の中に題材となる事件が重ねて発生するので、振り落とされないようにリラックスして観なければなりません。ストーリー自体は気軽な話なんですけどね。コメディだし、元ネタを思い起こすのにある程度の集中は必要。

パフォーマーの憂鬱

 さて、今回の話でキーとなる人物はピエロの英子です。彼女がパフォーマーイベントに出演する際、子ども達に「ピエロ怖い」「帰れー!」と難癖を付けられてしまいます。やはり子どもは残酷、英子は自分の芸を見せることすら出来ずに退場となるのですが、そんな彼女と違いペンギンを連れたパフォーマーは特に芸もないのに大喝采! そんな姿に英子は嫉妬を覚えます。

 そもそも、ペンギンパフォーマーは本当はパフォーマーですらなくて、ペンギンを飼っているだけのただのおじさん。それを座長が「ペンギンのようなキャラクターは必要!」ということでパフォーマー集団に勧誘したようです。すごい設定ですよね。

 子ども達は純粋なのでペンギンのような可愛い動物が出てくるとそちらに集中してしまいがちですし、そんな実力を伴わず、愛くるしさだけで人気を博している存在を英子が疎ましく感じ、認められないのも仕方がないなと思います。

 ペンギンに罪はないですが、英子が起こしてしまった行動も確かに分からないでもないですが、どうにも問題の解決方法にはならない手段です。排他的なやり方なので、あまり好ましくはない。もっと自分を伸ばす工夫や、衆目をあっと言わせる斬新な発想で勝負をするのが正しいことだと感じます。

横山要の答え

 そこで登場するのが我らが横山要なのですが、この子どもに人気が低いピエロという存在をどのように改善するのか、それが見ものとなっています。

 うーん、しかし今回の解決方法の力技感がかなり凄い。子どもに人気がないピエロのイメージを覆すために、じゃあ子どもに人気があるものを融合させれば良いんじゃないか? というのは間違ってはいないですが、バンゲリングベイにスーパーマリオブラザーズを抱き合わせて販売するような、例の感じを受けてしまいます。まぁ、結論は面白いので良かったのですが。

余談:ピエロって子どもに人気ないの?

 これを考えてみたんですけど、やっぱり子どもにとってピエロって怖いんですかね。現代っ子がピエロと接する機会ってあまりないと思いますけど……良く考えると私も子どもの頃にピエロと接した覚えはありません。『REPLAY & DESTROY』ではピエロを演じていたのは美人のお姉さんですが、普通のピエロって白塗りのおっさんですし、唇が妙に厚いし、目が剥き出しだし、常に半笑いだし、なんか救われない感じですね。そりゃ人気出ないか。

 それに、ピエロって最近の子ども達の印象としてはジョン・ウェイン・ゲイシーを彷彿するでしょうし、超有名映画作品の『IT -イット-』を思い出しちゃうでしょうし、やっぱり恐怖の権化ですよね。本話ではそういった所にまで斬り込んで「ピエロって怖い存在なんだよ!」ってのを明確に示してくれたのではないでしょうか。

 その内、ピエロという存在自体が(サーカス以外では)絶滅しちゃうかも知れませんね。やっぱりジョン・ウェイン・ゲイシーがイメージを悪化させた元凶だとは思いますけど。【管理番号:D001-001-005】

Shadowvers(シャドウバース)新カードパック追加! インフレが進み最強カードが多数出現!

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ついに新カードパック「Tempest of the Gods / 神々の騒嵐(そうらん)」が追加!!

 この日をどれだけ待ったことか! ついに大人気スマホゲーム『Shadowvers(シャドウバース)』で新カードパックが追加されました! 早速、運営からチケットを11枚貰いましたので引いてみました。あ、ちなみにゲーム内の無課金通貨が2,600ルピ溜まってたので、それも遣い果たして散財ガチャを行っております。なお、今回の記事はシャドウバースユーザーでないと内容が一切合切、理解不能だと思いますので、ご注意ください。

これはお告げっぽい?

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 とりあえずの一発目10パックが、結構な引きの良さでした。今回は設定が甘々で、みんなレジェンドとかゴールド引きまくってるのかと思いましたけど、知り合いの方々はそうでもなかったみたいです。今回の私は運良かった。

 確かに、前回の新カードパックは全然良いやつ出なかったな。こちらには表示されてませんが、これ以外にも本シリーズの重要なカードである<円卓の騎士・ガウェイン>も1枚引けたのでホクホク顔でロイヤルに組み込もうと思ったら、速攻メンテナンス入ってて触ることすら許されませんでした。せっかくのプレミアムカードのガウェインがぁー。

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 この、メンテナンス中になってるカード編成画面って、かなりレアですよね。下段の一番左がメンテナンス地獄に陥っているガウェインさんです。日本中で彼の復帰が待ち望まれております。

お告げは「ヴァンパイアを使え!」というお告げのことで……

 今回引いたカードの中で個人的にテンションが上がったのが、下記の<メイルストロームサーペント>という文字列が長過ぎてカード表示名欄からはみ出てしまいそうな蛇です。レッドスネークカモーン、ショパン猪狩です。さて、こいつが2枚いっぺんに出たお陰で、私のヴァンパイアデッキが凶悪に強化されました。

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 私はシャドウバースやってて、既存のインターネットなどで紹介されている流行りデッキは使用せず、自分で好き勝手に構築して全国対戦(ランクマッチ)をやっているので、正直全然勝てません。しかし、それはそれで楽しいから良いのです。

 私が好むデッキ、それは「ロマン砲」です。ハマれば強いが、お目当のカードが揃わなかったら全くクソミソ雑魚なデッキ。しかし、1ターンで相手リーダーの体力を20とか削れるような、そんな戦いが望みです。ああ、勝てないわけですね。

 エルフのデッキも白銀の矢2連発で18ダメージ与えるデッキだし、ドラゴンのデッキも捨て札大量準備で1ターン16ダメージ与えるデッキだし、頭が弱い人じゃないとやらないような比較的無謀なゲームをしております。

 そんな私に<メイルストロームサーペント>は神のギフトですな。

 まさに神々の騒乱。騒いで乱れちゃって大変です。

 このカードは上手くハマれば1ターンで25ダメージ以上相手リーダーに与えることが出来て、断然の必殺オーバーキル! エルフに追加された相手の体力を0にする最強ロマンカードに次いで2番目くらいには派手な快感を得ることが出来る素晴らしいカードですね。超ハッピーでした。

 早速これで新しいデッキを組んでやってますが、結構勝率は良く、5戦で4回くらい勝ちました。これで勝つる!

しかし、シャドウバースはそんなに甘くなかった

 私がメイルなんとかでテンション上がっている中で、しかし他のレジェンドカードにもぶっ壊れ級に強い奴が大量入荷しているのであった。闇商人だったら取り扱っている商品が全部核兵器しかない、みたいなもんです。物騒過ぎます。

 先ほど遭遇した<ヘヴンリーイージス>というカード、これがマジでヤバい。除去が出来ないので、こちらは防戦一方になるのですが、テミスの審判使われるとこっちは全部消されるのに、ヘヴンなんとかは消えないし、あらゆる手段で対処が出来ないのでボコボコにやられます。ヘヴン状態? 進化して10・10とか、どういうこと? シャドウバース甘くなかった。シャドウバース辛過ぎた。いや、マジでヘヴンリーイージスってどうやって対処するの? ってネットで調べてみたけど、普通の除去カードでも消せないし、ダメージも与えられないし、守護で耐えるか相手の攻撃力を1にするカグヤ使うくらいしか対抗策ないとかマジで1作目のゴーストライダー(映画版の)並みに最強過ぎるだろ! 蛇軍団ことメイルなんとかでも太刀打ちが難しく、大量の蛇を調理する天空の料理人状態になっております。

 他にも<ゼウス>っていうカードとも遭遇したのですが、アレもマジでヤバい。全知全能な神だけあって、神でした。そもそも付与されている能力がヤバい。疾走・必殺・守護で意味が分からない。マジでロックンロール過ぎる。なんなんだ一体。

ドラゴンボール化しつつあるシャドウバース

 テンション高めに書いてきましたが、こういったカードが今回は沢山追加されたわけです。1枚で盤面を支配出来たり、ゲームの展開をひっくり返すことが出来るレジェンドカードが追加されたのは個人的には万歳です。マンセー!

 無闇に強いカードが増えれば、ロマン溢れる一発逆転デッキが作れるわけで、そもそものデッキ構築を満足に行えない、プレイングスキルもままならないようなB2の私が、ゲームをモチベーション高く続けるためには、こうしたジョーカーは必要です。まぁ、ネットではバランスが崩壊しててヤバいって叩かれてますが、でもやっぱり面白いゲームだと思いますよ? これまでやってきたスマホゲームの中ではトップクラスの出来だと感じます。ドラゴンボールだって後半ではフリーザがデコピンで消滅してましたし、そんなフリーザがゴールド色になって復活したりとインフレ超越が発生するくらいでしたし、ゲームのインフレくらいでガタガタいうなって感じです。

 シャドウバースは初期の頃『戦略的に相手へ小石を投げ続けて徐々に体力を減らしていき頭を使った賢い人が勝つ』みたいなゲームでしたが、既に現在はそんな状況から遠く離れて『本人たちは改造エアガンを撃ち合ってると思ったら不意に上空から隕石が降ってきたのに直撃した本人は無傷でよく見たら筋肉隆々のブロリーになってたしどんな攻撃も受け付けない』という感じ。意味わからないですよね、意味わからないんです。まるでハチャメチャさが宇宙怪獣大決戦のような(もしくはバットマンVSスーパーマンのような)戦略より武器が強かったら断然いけるみたいな世界観になってて、「おいおい」って思う人は当然いるだろうけども、私は大好きですね。格闘家が足払い限定で試合をするより、武道場に戦車が乗り込んでった方が面白いじゃないですか。

 そんな印象を受けた今回のカードパック追加でしたが、今後も新カードがどんどん増えていって楽しいゲームになっていくのを私は楽しみにしております。

 ちなみに、個人的に追加して欲しいカードは『このアミュレットが場にある限り、自分のリーダーを回復した場合、体力は20を上限とせずに増え続ける』です。バトル長期化しちゃうけど、面白そうじゃないですかね。カードがインフレしているのであれば、リーダーの体力増やすしかない気がしますし。そもそもの体力を50にしても良いかも知れませんね!

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